株式会社渡敬文具館様は創業80年を越える老舗の文具などをメインに扱う商店様です。国内外の優れた商品を買い付け、一点一点、丁寧な接客で販売されてきました。
品揃えの「強み」としては、筆記具「万年筆」のバリエーションです。様々な限定万年筆、シリアル番号が付された限定10本という数百万円を越えるような万年筆も販売されています。
店舗では、そんな筆記具にベストマッチングする便箋や封筒などから一般のボールペンまで数万点を越える品揃えになっています。
店舗内では、それぞれに専用のコーナーを設けて、お客様をお迎えしており、ましては、専門のスタッフが常時待機しています。
そんなリアル店舗と同じような接客がウェブでも再現できるか？という挑戦になりました。
単純な問題ではないのですが、店舗では、仕入れてきた商品は、メーカーから届いた段階で店舗に出すだけで、販売が可能になりますが、ウェブではそういう訳にはいきません。
取捨選択が一番のポイントになりました。
ウェブの強みを最大限に利用するためには？
文具館様ならではのコアな商品をウェブを介して国内のファンにアピールしてくことに尽きるとう結論になりました。
単純な商品詳細説明だけで終始するのではなく、個別に特集ページを作成し、商品との特徴や素晴らしさをアピールするという作戦です。販売に直結するキュレーションが必須になるわけです。
このような作業を通して、普段の店舗での接客にも活かされ、ウェブユーザーにもご評価を頂く形になりました。

上記でも記述しました特集ページの制作は、時間も労力もかかります。普段苦労を感じない内容も言葉や文字、画像デザインなどにするとなると、とても大変なものです。
しかしながら、検索で訪れるお客様対応が主な集客ツールとなると必要不可欠なコンテンツとなるわけです。文具館様の扱う商品群のEC化率は比較的高いカテゴリとなっているため、競合他社が多いのも事実です。
そんななかで、コンバージョンを獲得するとなると並大抵の努力では負けてしまいます。
まだまだ、SEO的には満足のいく状態ではないのですが、アップ商品のレアさもあってか？売り切れ続出いうスタートから幸先のいい状態になりました。
コアなファンが全国には存在し、一定の需要はあるという仮説はありましたが、現実のものになりました。
今後が、コアなファンに継続して商品をご提供可能なのか？又は潜在ユーザーの背中を押すようなコンテンツをしっかりご提供することができ、ファンとなっていただく努力をしていくのか？
将来的には後者が正解かと？